不要なサービスの停止
初期状態で様々なサービスが自動的に起動されているので、不要なサービスを止める。
不要なサービスを止めておくことで、リソースの無駄使いを減らし(メモリが大容量ならたいした意味はない)、セキュリティを高め(自宅でデスクトップ用途として個人使用しているだけならさほど気になることでもない)、ほんの少し起動も速くなる(そもそも起動が速い場合は差を体感できないだろう)。
よくわからなければやらなくてもよい。でもやっておいて損はない(設定を間違わなければ)。
サービスの設定
(以下、rootで)
Vine5の場合、GUIによるサービスの設定は、
システム >システム管理 >サービス
何が不要かは人それぞれ。必要なものを止めてしまうとトラブルが起こるので注意。「サービス」の設定画面にもそれぞれの説明が表示されるが、それを見てもなんのことだかわからないので、たとえば「サービスを停止する」や「不要なサービスを止める」などを参考にして考える。また「不要 サービス サービス名」などで検索して調べる。
止めてみたサービス
不要なサービスは環境によって違うので、下記の通りやっても普遍的に問題がないということではない。また、情報に間違いがあるかもしれない。
- atd:コマンドの遅延実行を有効にするサービス
(そんなことはしない) - avahi-daemon:プリンタネットワークなどローカルネットワーク関連?
(いまいちよくわからないがひとまず不要そう) - avahi-dnsconfd:同じくローカルネットワーク関連?
(いまいちよくわからないがひとまず不要そう) - cron:指定した時刻にジョブを実行するデーモン
(システムが24時間稼動しているわけではないし、anacronも動いているので不要) - iscsi:iSCSIに関するデーモン
(デバイスをiSCSI接続する予定はない) - iscsid:iSCSIに関するデーモン
(デバイスをiSCSI接続する予定はない) - mdmonitor:ソフトウェアRAID
(RAIDは組んでいない) - netfs:NFS、SMB、など(Windows関連)のファイルシステムを使ってファイル共有するためのスクリプト
(NFS、SMBは利用しない) - nfs:NFSサーバ
(NFSは利用しない) - nfslock:NFSファイルシステムをロックするサービス
(NFSは利用しない) - portmap:RPC関連のport mapper。NFSやNISを使用する場合に必要
(NFSやNISは利用しない) - postfix:メールサーバー
(メールサーバーではない) - rpcidmapd:NFS関連のRPC name to UID/GID mapper
(NFSは利用しない) - sshd:SSHで通信するために必要。
(別のPCからこのPCにリモートログインすることはない)
【その他、環境によって微妙なサービス】
サービス設定の確認
すべてのサービスを羅列。
「0」から「6」までのrunlevelの設定状況がすべて表示される。
ランレベル (Run Level)とは
chkconfig --list
数を数えてみる。
chkconfig --list|cat -n
(catの「-n」オプションは、行に番号をつけるオプション)
(現在41個)
現在のrunlevelを知るには、
runlevel
(以下、runlevelが「5」として)
onになっているサービス
chkconfig --list|grep 5:on|cat -n
(現在17個)
offになっているサービス
chkconfig --list|grep 5:off|cat -n
(現在24個)
自動起動するアプリの設定も同時に行う。
andy