OpenOfficeとJava──RPMパッケージの削除


OpenOffice.orgには、JRE(Java Runtime Environment)すなわちJavaが必須。Java実行環境がない場合、

公式版は「JRE付き」をダウンロードする。

独自ビルド版は、前もって必ずJavaをインストールしておく。

Javaがないと、OpenOffice.org3の50個あまりのRPMパッケージのうち、いくつかがインストールされず、やっかいなことになる。4.2の時にこれをやらかして往生した。

まず、「--replacefiles」(すでにインストールされているファイルも置き換える)オプションつきで再インストールを試みたが、機能せず。

最初からインストールし直すしかないということで、現在入っているパッケージをまとめてアンインストールしようとしたが、やり方がよくわからず、うまくいかない。独自ビルド版の解説に書かれているコマンド

 rpm -e `rpm -qa | grep -Ei (openoffice|ooobasis)`

も、全部がきちんと入っていないために機能しない。

しかたなく

 rpm -e --nodeps (パッケージ名)

で50個あまりのパッケージをひとつひとつ手動削除した。

※「--nodeps」は依存関係を無視するオプション。通常は依存関係を無視すると、ほかに影響が及ぶ可能性が高いので慎重にやらねばならないが、この場合は「openoffice限定で、全パッケージ削除」なので問題なし。

しかし、50個あまりのパッケージをひとつひとつ削除するのはあまりに手間だった。悔しいこともあって、その後、「まとめてアンインストール」方法を追求。紆余曲折を重ねて、ついに

 apt-get remove openoffice.org3*

で、見事に一挙削除(インストールされているものもされていないものも)できることを突き止めた。

aptとrpmの華麗なシンクロを実感した一瞬だった。

※「openoffice.org3」というパッケージではないので、「apt-get remove openoffice.org3」では削除できない。

kazy